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花粉症

【ザジテンAL鼻炎カプセル】を徹底解説!

ザジテンAL鼻炎カプセル

グラクソ・スミスクラインの花粉・ハウスダストなどによるくしゃみ・鼻みず・鼻づまりに優れた効果を発揮するアレルギー専用鼻炎薬「ザジテンAL鼻炎カプセル」が 2014年1月1日(水)から全国の薬局・薬店・ドラッグストアなどで販売されています。

実際に服用した感想(効果)や配合されている成分など、「ザジテンAL鼻炎カプセル」について解説していきます。

【花粉などによるつらい鼻みず・くしゃみなどに飲んで効く】ザジテンAL鼻炎カプセル

ザジテンAL鼻炎カプセル」は、3つのはたらきをもつ抗アレルギー薬「ケトチフェンフマル酸塩」を配合したアレルギー専用鼻炎薬です。

アレルギーの「発症」から「悪化」までのメカニズムに作用し、軽い症状を感じたときから、アレルギーをコントロールすることができます。

効能・効果

花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる次のような鼻のアレルギー症状の緩和

くしゃみ、鼻みず(鼻汁過多)、鼻づまり

用法・用量

次の量を1日2回朝食後及び就寝前に服用してください。

年齢 1回量 1日服用回数
成人(15才以上) 1カプセル 1日2回(朝食後及び就寝前)
15才未満 ×服用しないこと

用法・用量に関する注意

  1. 花粉など季節性のアレルギー性鼻炎による症状に使用する場合は、花粉飛散期に入って症状が出始めたら、症状の軽い早めの時期からの服用が効果的です。
  2. 定められた用法・用量(必ず1回1カプセル、1日2回)を厳守してください。
  3. 1週間位服用しても症状がよくならない場合は、直ちに服用を中止し、医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。

成分・分量(1カプセル中)・働き

ケトチフェンフマル酸塩:1.38mg(ケトチフェンとして1mg)

アレルギー症状を引き起こす誘発物質の放出を元から抑える。

添加物

無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム、トウモロコシデンプン、D-マンニトール、ゼラチン、ラウリル硫酸ナトリウム、酸化チタン

製造販売元

グラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア・ジャパン株式会社

リスク区分

第2類医薬品

剤型・形状

飲みやすい小型カプセル

包装単位・メーカー希望小売価格

  • 10カプセル/1,200円(税抜)
  • 20カプセル/2,000円(税抜)

ザジテンAL鼻炎カプセルの特長

これからは、症状がつらくなる前からアレルギーをコントロールする。

ザジテンAL鼻炎カプセルは、抗アレルギー薬「ケトチフェンフマル酸塩」の 3つの作用で、アレルギーをトリプルコントロール。

花粉・ハウスダストなどによるアレルギー症状に悩む方々の、 快適な日常生活をサポートします。

抗アレルギー作用(抑える)

アレルギー症状を引き起こす、 誘発物質が体内に放出されないように元から抑えます。

抗ヒスタミン作用(鎮める)

ヒスタミン受容体をブロックし、 既におこってしまったアレルギー症状を鎮めます。

抗炎症作用(ひどくしない)

粘膜の炎症を改善し、 症状が繰り返し起こりにくい状態を保ちます。

抗アレルギー薬とは?

アレルギー症状を引き起こす誘発物質の放出を元から抑える作用のある薬。

第1世代抗ヒスタミン薬が出てしまった症状を鎮める作用を持つのに対し、第2世代抗ヒスタミン薬である「ケトチフェンフマル酸塩」は出てしまった症状を鎮める抗ヒスタミン作用に加え、アレルギー症状誘発物質の放出を元から抑える抗アレルギー作用を併せ持つため、抗アレルギー薬と呼ばれます。

ケトチフェンフマル酸塩とは?

アレルギーの発症には、ヒスタミンという体内物質が関与しています。

抗原の刺激でアレルギー反応がはじまると、免疫系の細胞(肥満細胞)からヒスタミンをはじめとする化学伝達物質が放出されます。

そして、ヒスタミンはある種の神経受容体(H1受容体)と結合し、その刺激により様々なアレルギー症状が誘発されてしまいます。

「ケトチフェンフマル酸塩」の主作用は、ヒスタミンの受容体をブロック(遮断)し、その働きを抑えることでアレルギー症状を緩和します。

さらに+αの作用として、ロイコトリエンなどのアレルギーに関係する化学伝達物質の遊離を抑制する作用も併せ持ちます。

また、処方箋薬(医療用医薬品)では花粉症などによるアレルギー性鼻炎を始め、じんま疹や皮膚のかゆみ、気管支喘息などに有効とされており、幅広い範囲で処方されています。

※対症療法薬になるので、アレルギーの原因そのものは治せません。

ケトチフェンフマル酸塩の特長

優れた鎮静作用を発揮

「ケトチフェンフマル酸塩」は、広く抗アレルギー薬に分類される第2世代の抗ヒスタミン薬(ヒスタミンH1拮抗薬)です。

ヒスタミン受容体に対する選択性が高く、抗コリン作用などの余計な作用が減弱されるので、第1世代の抗ヒスタミン薬に多い“口の渇き”や“排尿障害”などの副作用が軽減されます。

ただし、脳に入りやすい点は第1世代の抗ヒスタミン薬と同様で、優れた鎮静作用を発揮します。

比較的速効性で、持続時間も長い

比較的速効性で、持続時間も長いため、服用してから効き目が速くあらわれます。

特にくしゃみや鼻水を抑える効果が高く、鼻づまりも緩和してくれます。

病院では、かゆみの軽減効果を期待してアトピー性皮膚炎に対しても処方されています。

軽い喘息にも適応しますが、この場合の優先度は低く、他の薬剤の補助薬とする程度の役割です。

眠気の副作用が起こりやすい

第2世代の抗ヒスタミン薬としては、開発されたのが古い抗アレルギー薬です。

使用実績が豊富で、大人で9年間、子供では10年間の長期服用の事例が報告されています。

ただし、眠気の副作用が起こりやすいこともあり、最近は他の新薬に処方が移っています。

海外ではほとんど処方されなくなりました。

ザジテンAL鼻炎カプセルの副作用

ザジテンAL鼻炎カプセルの副作用は少ないといわれています。

人によっては、眠気や、けん怠感が出ることがあり、それらの症状がひどい場合、早めに医師に相談してください。

重い副作用はほとんど起こりませんが、長期間服用するときは、定期的に肝機能検査を受けることが望ましいです。

使用上の注意

してはいけないこと

守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故が起こりやすくなります。

1.次の人は服用しないでください。

  • 本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人
  • てんかん又はけいれん発作を起こしたことがある人
  • 15才未満の小児

2.本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も使用しないでください。

他のアレルギー用薬(皮ふ疾患用薬、鼻炎用内服薬を含む)、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(かぜ薬、鎮咳去痰薬、乗物酔い薬、催眠鎮静薬等)

3.服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないでください。(眠気等があらわれることがあります。)

4.授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合には授乳を避けてください。(動物試験で乳汁中への移行が認められています。)

5.服用前後は飲酒しないでください。

相談すること

1.次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。

  • 医師の治療を受けている人
  • 減感作療法等、アレルギーの治療を受けている人
  • 妊婦又は妊娠していると思われる人
  • 高齢者
  • 薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人
  • アレルギーによる症状か他の原因による症状かはっきりしない人
  • 次の症状(排尿困難)のある人
  • 次の診断(気管支ぜんそく、アトピー性皮ふ炎)を受けた人

2.服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、製品の説明文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。

関係部位 症状
皮ふ 紅斑、発疹、浮腫、かゆみ
鼻血
精神神経系 めまい、ふらつき、だるさ、頭痛、味覚異常、しびれ感、神経過敏、イライラ感、頭がボーっとする
消化器 吐き気・嘔吐、食欲不振、胃部不快感、腹痛、口内炎
泌尿器 頻尿、排尿痛、血尿、残尿感
その他 動悸、ほてり、月経異常、体重増加

まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。

症状の名称 症状
中枢神経症状 一過性の意識消失、けいれん、興奮等があらわれる。
肝機能障害 発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮ふや白目が黄色くなる)、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振等があらわれる。

3.服用後、次の症状があらわれることがあるので、このような症状の持続又は増強が見られた場合には、服用を中止し、医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。

症状
口のかわき、便秘、下痢、眠気、不眠

4.1週間位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、製品の説明文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。

5.次の場合は、医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。

症状の改善がみられても服用期間が2週間を超える場合

ザジテンAL鼻炎カプセルについてのまとめ

「ザジテンALカプセル」は、花粉・ハウスダストなどによるつらいくしゃみ、鼻みず、鼻づまりに優れた効果を発揮するアレルギー専用鼻炎薬です。

「パブロン鼻炎カプセルSα」や「新コンタック600プラス」などの第1世代抗ヒスタミン薬は、出てしまった症状を鎮める作用があります。

それに対し、第2世代抗ヒスタミン薬である「ザジテンALカプセル」は、出てしまった症状を鎮める抗ヒスタミン作用に加え、アレルギー症状誘発物質の放出を元から抑える抗アレルギー作用を併せ持ちます。

そのため、抗アレルギー薬と呼ばれており、つらいアレルギー症状を抑えます。

毎年、季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)がひどくなってしまうので、「ザジテンALカプセル」を服用してみました。

服用してから30分〜1時間ほどで効果があらわれて、つらい鼻炎症状が緩和されました。

本来であれば、第2世代抗ヒスタミン成分を花粉などの季節性のアレルギー性鼻炎症状に使用する場合は、花粉飛散予測日または症状が出始めたら早めに服用すると効果的です。

私は症状が急に悪化してしまったので、取り急ぎ「ザジテンALカプセル」を服用することにしましたが、効き目は「アレグラFX」や「アレジオン20」よりも強く、即効性も比較的高いと思います。

ただし、「ザジテンALカプセル」は、「アレジオン20」や「アレグラFX」、「クラリチンEX」などの第2世代抗ヒスタミン薬と比較すると、眠気の副作用があらわれやすいと思います。

特に「アレグラFX」と「クラリチンEX」は、ほとんど眠気を感じることがなく、仕事に支障をきたしませんでした。

「アレジオン20」も眠気を感じることは少ないと思いますが、「ザジテンALカプセル」は眠くなりやすいので、仕事中に眠くなってしまうことが何度かありました。

※体質や相性などの個人差があるので、効き目や副作用は人によって違います。

「ザジテンALカプセル」も一般的な鼻炎薬よりは、副作用は少ないので服用しやすいと思いますが、車の運転や機械操作などをするのであれば、服用を避けるのが望ましいです。

この解説記事は登録販売者の監修の下、制作しています。
(監修:ひかり薬局編集長、登録販売者)
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