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乾燥肌・皮脂欠乏症(乾皮症)

【ウレパールプラス】を徹底解説!

ウレパールプラス

大鵬薬品の乾燥性皮膚治療薬「ウレパールプラスローション10」「ウレパールプラスクリーム」が、2008年9月3日(水)より全国の薬局・薬店・ドラッグストアなどで販売されています。

カサつく肌をしっとりなめらかにし、乾燥肌によるかゆみを抑える「ウレパールプラス」について解説していきます。

【かゆみを伴う乾燥肌に】ウレパールプラス

ウレパールシリーズ」は、従来大塚製薬株式会社より販売していましたが、処方と基剤を変更し、シンプル且つ清潔感のあるデザインに変えて大鵬薬品から販売する事になりました。

尿素を10%配合した「乾燥性皮ふ治療薬」で、天然保湿因子の尿素により、カサつく肌をしっとりなめらかにします。

また、かゆみ止め成分をプラスし、乾燥肌によるかゆみをおさえます。

広い範囲に塗りやすいローションタイプと皮膚によく伸び患部になじむクリームタイプが用意されています。

成人の方はもちろん、小児の乾燥性皮ふや老人の乾燥症まで幅広い年齢層の方が「ウレパールシリーズ」を使用できます。

※ウレパールプラスローション10(医薬品)

製品概要【ウレパールプラスローション10】

ウレパールプラスローション10

成分・分量(100ml中)・働き

成分 分量 働き
尿素 10.0g 体内の水分を皮膚に取りこんで、乾燥肌に水分を保持し、皮膚をしっとりなめらかにする。
リドカイン 2.0g かゆみ神経の働きを弱めて、かゆみを抑える。
ジフェンヒドラミン 1.0g かゆみの原因であるヒスタミンの作用を止めることで、かゆみを抑える。
添加物
グリセリン、セバシン酸ジイソプロピル、乳酸、乳酸Na、ヒドロキシプロピルセルロース、精製水、香料、エタノール

剤型・形状

透明ローション剤

包装単位・メーカー希望小売価格

包装 メーカー希望小売り価格(税別) JANコード
100ml(プラスチック瓶入り) 1,600円 4987117140323

ウレパールプラスローション10の特長

特徴1

保湿成分として、天然保湿因子の尿素が乾燥肌に水分を保持し、しっとり、なめらかにします。

特徴2

かゆみ止め成分として、2種類のかゆみ止め成分を配合しています。

特徴3

広い範囲にすーっとのびてぬりやすい透明ローション剤です。

製品概要【ウレパールプラスクリーム】

ウレパールプラスクリーム

成分・分量(100g中)・働き

成分 分量 働き
尿素 10.0g 体内の水分を皮膚に取りこんで、乾燥肌に水分を保持し、皮膚をしっとりなめらかにする。
ジフェンヒドラミン 1.0g かゆみの原因であるヒスタミンの作用を止めることで、かゆみを抑える。
d-カンフル 1.0g 皮膚の血行を促進し、炎症を抑えることで、かゆみを和らげる。
リドカイン 2.0g かゆみ神経の働きを弱めて、かゆみを抑える。
トコフェロール酢酸エステル 0.3g ビタミンE誘導体。皮膚の血行を促進し、患部の修復を助ける。
添加物
メチルパラベン、BHT、トリイソオクタン酸グリセリン、ミリスチン酸オクチルドデシル、コレステロール、メチルポリシロキサン、ステアリルアルコール、セタノール、ベヘニルアルコール、ステアリン酸グリセリン、ステアリン酸ソルビタン、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル、ステアリン酸マクロゴール、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸Na、グリシン、DL-アラニン、塩化Na、グリセリン、乳酸Na、乳酸、精製水

剤型・形状

クリーム剤

包装単位・メーカー希望小売価格

包装 メーカー希望小売り価格(税別) JANコード
80g 1,600円 4987117140125

ウレパールプラスクリームの特長

特徴1

保湿成分として、天然保湿因子の尿素とビタミンE(酢酸トコフェロール)が乾燥肌に水分を保持し、しっとり、なめらかにします。

特徴2

かゆみ止め成分として、3種類のかゆみ止め成分を配合しています。

特徴3

肌になじみやすく、のびのいいクリーム剤です。

販売元

大鵬薬品工業株式会社

製造販売元

株式会社大塚製薬工場

効能・効果

かゆみを伴う乾燥性皮膚(老人・成人の乾皮症、小児の乾燥性皮膚)

■ 老人・成人の乾皮症とは・・・
皮脂の分泌低下により全身の皮膚が乾燥し、うるおいがなくなります。
特にひざから足首までの部分、おしりの部分などに多く見られ、しばしばかゆみを伴います。
■ 小児の乾燥性皮膚とは・・・
主に毛孔(毛穴)に一致した鳥肌様のザラザラと乾燥した皮膚で、かゆみを伴います。
一般に冬に悪くなり、夏に軽くなります。

用法・用量

1日1~数回、適量を患部に塗布します。

用法・用量に関する注意

  • 目に入らないように注意してください。万一、目に入った場合には、すぐに水又はぬるま湯で洗ってください。なお、症状が重い場合には眼科医の診療を受けてください。
  • 小児に使用させる場合には、保護者の指導監督のもとに使用させてください。
  • 本剤は外用のみに使用してください。
  • 患部やその周辺の汚れを落としてから使用してください。
  • 定められた用法・用量を守ってください。
  • 化粧品ではないので、効能・効果で定められた患部のみに使用し、基礎化粧等の目的で顔面には使用しないでください。

リスク区分

第2類医薬品

使用上の注意

してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります。)

次の部位には使用しないでください。

  • 目のまわり、粘膜(例えば口腔、鼻腔、膣等)など
  • 炎症又は傷のある患部
  • ただれやひび割れのひどい患部

相談すること

1.次の人は使用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。

  • 医師の治療を受けている人
  • 薬などによりアレルギー症状(例えば発疹・発赤、かゆみ、かぶれ等)又は刺激症状を起こしたことがある人

2.使用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに使用を中止し、製品の説明書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。

関係部位 症状
皮膚 かぶれ、発疹・発赤、かゆみ、刺激感(痛み、熱感、ぴりぴり感)、はれ、かさぶたの様に皮膚がはがれる状態

3.2週間位使用しても症状がよくならない場合は使用を中止し、製品の説明書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。

尿素にはどんな効果があるの?

天然保湿成分である「尿素」は、ハンドクリームや化粧水、乳液などの化粧品にもよく使われており、肌の潤いを保つ効果があります。

また、肌を保湿するだけでなく、高い角質軟化・除去効果で、二の腕などのブツブツやひじ・ひざの黒ずみを治していく効果も期待できます。

乾燥肌を改善するだけでなく、さまざまな症状に優れた効果を発揮するため、数多くの化粧品や医薬品に配合されています。

しかし、「保湿効果」「角質軟化・除去効果」などの優れた効果がある反面、肌トラブルを引き起こしてしまうおそれもあります。

尿素には古い角質を除去して皮膚をなめらかにする作用がありますが、使い続けると新しい角質(未熟な角質)まで取り除いてしまいます。

肌のターンオーバー(肌代謝)のサイクルが乱れると、肌のキメが乱れたり、バリア機能が低下して、肌トラブルにつながります。

十分に育っていない未熟な角質が増えてしまうと、肌の水分保持力が低下(水分を維持できない)し、乾燥しやすい状態になります。

肌が乾燥しやすくなっているにもかかわらずそのまま尿素を使い続けると、肌の水分を十分に保つことができないので、乾燥肌や敏感肌になってしまう可能性があります。

そのため、かゆみやカサカサ(粉ふき)、赤みなどの症状が良くなってきたら使用を中止し、肌への刺激が少ないスキンケア用品に変更しましょう。

ウレパールプラスは顔にも使えるの?

顔が乾燥してカサついたり(粉をふいたり)、ヒリヒリして痛みを感じる方も多いと思います。

ウレパールプラス」の使い方に関する注意には、「基礎化粧等の目的で顔面には使用しないでください」という記載があります。

そのため、化粧水や乳液などの代わりとして使い続けたりしなければ、顔(目のまわり、粘膜を除く)にも使用できます。

ただ、尿素を配合しているので、デリケートな顔(肌)へのダメージが強く、特に肌の弱い方が使用すると副作用が起こるおそれもあります。

ウレパールプラス」には尿素が10%配合されていますが、市販薬最大量は20%であるため、肌への刺激は多少抑えられますが、肌に異変があらわれたり乾燥肌が悪化した場合は、すぐに病院へ行き医師に相談しましょう。

しかし、乾燥肌の治療・予防によく使われているヘパリン類似物質と比較すると、肌にダメージを与えてしまうデメリットがあります。

顔や首まわりなどの皮膚が薄い部位をケアするときは、なるべく刺激が少ないものを使用することが望ましいです。

病院で処方してもらうなら、乾燥肌を治療する効果が高く、保湿力に優れている「ヒルドイド」や「ビーソフテン」がおすすめです。

市販薬で選ぶなら、尿素を配合していない「再肌」や「HPクリーム」などの乾燥肌治療薬が良いと思います。

これらの医薬品の有効成分は、副作用がほとんどないと言われているヘパリン類似物質なので、デリケートな顔にも安心して使用できます。

ウレパールプラスについてのまとめ

ウレパールプラス」は、乾燥性皮膚に伴うかゆみを鎮めると同時に、皮膚をしっとりなめらかにする「乾燥性皮膚治療薬」です。

保湿成分の尿素は、体内の水分を集めてうるおいを保ち、肌保護ベール(基剤成分)が皮膚表面をしっとり包みます。

保湿成分の尿素にかゆみ止め成分のジフェンヒドラミン塩酸塩、リドカインが同時配合されており、かゆみを素早く抑えます。

かゆみを抑えながら保湿することで、かゆみをくり返さない肌に改善していき、かゆみを伴う乾燥性皮膚にすぐれた効きめをあらわします。

広範囲に塗りやすいローションタイプの「ウレパールプラスローション10」は、しっとりなのにベタつかず、服がすぐに着られます。

乾燥が気になる部分などのポイント使いしやすいクリームタイプの「ウレパールプラスクリーム」は、親水性のクリームで皮膚によくのび、患部にすっとなじみます。

形状や使い心地が異なる2つのタイプが用意されているので、部位や用途に合わせて使い分けることができ、大人はもちろん、子供にも使えます。

効能・効果はどちらも同じですが、「ウレパールプラスクリーム」は3種類のかゆみ止め成分を配合しているので、「ウレパールプラスローション10」よりもかゆみを鎮める効果が期待できます。

トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)の効果で血行を促進し、ブツブツの原因となる肌の代謝(ターンオーバー)を正常化します。

また、ローションタイプよりもクリームタイプの方が保湿力が高く、肌の潤いを保つことができます。

多少のベタつきはあるものの、乾燥肌トラブルの中でも「かゆみが特につらい・・・」という方には、「ウレパールプラスクリーム」の方が適しており、お風呂上がりや就寝前に入念なボディケアをするのがおすすめです。

「少しでもベタつかない使用感がいい!」という方には、サラッとした使い心地の「ウレパールプラスローション10」が良いと思います。

使い心地としては、高保湿乳液と似たような感じなので、ベタつきが少なく乾燥ケアを短時間で行うことができます。

忙しい朝などの時間がないときでも手軽に使えるため、乾燥肌がそこまでひどくない方にも「ウレパールプラスローション10」の方がおすすめです。

注意すべき点として、「ウレパールプラス」は肌への刺激が強い尿素を配合しているので、顔や首まわりなどの肌が薄い部分に使用しないでください。

市販薬に配合されている尿素の最大濃度は20%なので、尿素10%(半分量)である「ウレパールプラス」は、そこまで肌に刺激を与えることはないと考えられます。

ただし、特に敏感肌やアトピーなどの肌が弱い方は、少量の尿素であっても刺激を感じやすく、ヒリヒリしたりするおそれがあります。

私は敏感肌なので肌が元々弱いのですが、「ウレパールプラス」を使用してもヒリヒリしたり、肌荒れを起こしたりすることはありませんでした。

肌の乾燥がひどくなる前(症状が軽度のとき)に使用し、顔まわりやデリケートゾーンを避けたことが良かったのかもしれません。

肌質や症状の程度などの個人差によって、効果や使用感が異なるため注意してください。

顔(特に目のまわり)は、身体の中でも非常にデリケートな部位であるため、なるべく肌への刺激が少ない医薬品や化粧品を使用して、乾燥をケアするようにしましょう。

また、すでに起きているひび・あかぎれに尿素を使うと刺激を感じることがあり、痛みやかゆみを誘発してしまい、症状が悪化するおそれもあります。

そのため、ひび・あかぎれを予防する目的で使用するなら問題ありませんが、治療したいときは別の塗り薬を選ぶことがおすすめです。

「どの医薬品を選べばいいのかわからない・・・」という方は、薬剤師に相談して適切な市販薬を選んでもらいましょう。

ウレパールプラス」を使用しても症状が良くならない(悪化した)場合は、自己治療をそのまま続けたり、市販薬を使用するのではなく、病院へ行って医師に相談することが望ましいです。

乾燥肌が悪化してしまうと、かゆみや粉ふきなどのつらい症状が起こる可能性が高くなり、治すまでの時間も余計にかかります。

「市販薬で治すのが不安・・・」「少しでも早く乾燥をなんとかしたい!」という方は、医師に診てもらったうえで最適な医薬品を処方してもらいましょう。

正しい乾燥ケアの方法や乾燥肌トラブルに関する豆知識なども教えてくれるので、気になったことはとにかく質問することがおすすめです。

乾燥肌はひどくなる前に治す(予防する)ことが最も重要です。

毎日のスキンケアを欠かすことなく行い、乾燥によるつらい肌トラブルを起こさないようにしましょう。

この解説記事は登録販売者の監修の下、制作しています。
(監修:ひかり薬局編集長、登録販売者)
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