本ページはプロモーションが含まれています。
湿疹・皮膚炎

【トレンタムGクリーム】を徹底解説!

トレンタムGクリーム

佐藤製薬のかゆみ・皮膚炎・しっしんなどの皮膚トラブルによく効くノンステロイドの皮膚用薬『トレンタムGクリーム』が2016年5月10日(火)から全国の薬局・薬店・ドラッグストアなどで販売されています。

実際に使用した感想(効果)や配合されている成分など、『トレンタムGクリーム』について解説していきます。

【かゆみ・皮膚炎・湿疹に】トレンタムGクリーム

トレンタムGクリーム

トレンタムGクリーム』は、かゆみを伴う皮膚トラブルによく効くノンステロイドの鎮痒消炎薬です。

皮膚トラブルで一番つらかった症状は83%の人が「かゆみ」と回答しています。(佐藤製薬調べ)

かゆみを我慢できずに掻いてしまうと、炎症が増したり、患部から出血し、症状の悪化を招きます。

また、これから夏に向けて、あせもやかぶれなどの皮膚トラブルに悩む方々も増えてきます。

そこで、ノンステロイドの鎮痒消炎薬として、従来品の「トレンタムクリーム」に、さらに「かゆみ」を原因から抑える抗炎症成分「グリチルリチン酸二カリウム」を新たに配合し、強化しました。

トレンタムGクリーム』に配合されている「グリチルリチン酸二カリウム」と、「ウフェナマート」が患部の炎症や痛みを抑えます。

そして、この抗炎症成分に、かゆみを抑える局所麻酔剤の「リドカイン」や抗ヒスタミン剤の「クロルフェニラミンマレイン酸塩」をプラスで配合しました。

また、ノンステロイドなので、皮膚の弱いお子様、敏感肌の方、皮膚の薄い顔や首すじ等のかゆみを伴う皮膚炎におすすめです。

べとつかず、のびがよく、塗った後も目立たない使いやすいクリームです。

製品名

トレンタムGクリーム

発売年月日

2016年5月10日(火)

効能・効果

皮膚炎、かゆみ、湿疹、かぶれ、おむつかぶれ、ただれ、あせも

用法・用量

1日数回、適量を患部に塗布します。

<用法・用量に関連する注意>

  • 定められた用法・用量を厳守してください。
  • 小児に使用させる場合には、保護者の指導監督のもとに使用させてください。
  • 目に入らないように注意してください。万一、目に入った場合には、すぐに水又はぬるま湯で洗ってください。
    なお、症状が重い場合には、眼科医の診療を受けてください。
  • 外用にのみ使用してください。
  • 患部を清潔にしてから、使用してください。

成分・分量(1g中)・働き

成分 分量 働き
ウフェナマート 50mg 非ステロイド性抗炎症成分で、炎症部位に直接作用し、患部の炎症や痛みを抑える。
リドカイン 10mg 局所麻酔作用により、皮膚炎、かぶれなどに伴う不快なかゆみや痛みを抑える。
クロルフェニラミンマレイン酸塩 10mg 抗ヒスタミン作用により、患部の炎症を緩和し、かゆみを抑える。
トコフェロール酢酸エステル
(ビタミンE酢酸エステル)
5mg 皮膚の血行を促すことにより、皮膚の新陳代謝をよくする。
グリチルリチン酸二カリウム 5mg 皮膚炎、あせも、しっしんなどの炎症を鎮める。
添加物
流動パラフィン、グリセリン、ステアリン酸、ステアリルアルコール、ステアリン酸グリセリン、ステアリン酸マクロゴール、パラベン

製造販売元

佐藤製薬株式会社

リスク区分

第2類医薬品

剤型・形状

べとつかないのびの良いクリーム基剤

包装単位・メーカー希望小売価格

容量 税抜き価格
10g 1,380円(税抜)
15g 1,900円(税抜)

トレンタムGクリームの特長

  • ウフェナマートとグリチルリチン酸二カリウムは非ステロイド性の抗炎症成分で、炎症部位に直接作用し、炎症の原因物質の生成を抑え、患部の炎症や痛みを抑えます。
  • ウフェナマート、グリチルリチン酸二カリウムに、かゆみを抑えるリドカイン、クロルフェニラミンマレイン酸塩、皮膚の血行を改善するトコフェロール酢酸エステルを配合し、皮膚炎、かゆみ、湿疹などに優れた効果を発揮します。
  • ステロイドを配合していないので、デリケートなお子様の皮膚や、顔・首など皮膚の薄い部位にも使用できます。
  • べとつかないのびの良いクリーム基剤です。

トレンタムGローションを新発売

トレンタムGローション

佐藤製薬では、かゆみ・皮膚炎・しっしんによく効くノンステロイドの鎮痒消炎薬「トレンタムGシリーズ」より、さっぱりとした乳液タイプの『トレンタムGローション』(第2類医薬品)を2016年7月5日(火)より新発売しました。

トレンタムGシリーズ」は、今年5月に新発売した『トレンタムGクリーム』と今回新発売の『トレンタムGローション』の2タイプあります。

顔や首筋など皮膚の薄い部位に使いやすく、患部が広範囲になりがちな背中や腕などにも使用でき、安全性と効き目の両方を求める人に向けて今回、乳液タイプのローションをシリーズに加えました。

トレンタムGローション』は、かゆみを原因から抑える抗炎症成分「ウフェナマート」、「グリチルリチン酸二カリウム」に、かゆみをすばやく抑える「クロルフェニラミンマレイン酸塩」、「リドカイン」、さらに皮膚の血行を促す「トコフェロール酢酸エステル」を配合し、かゆみや湿疹などの改善に優れた効き目を発揮します。

また、伸びが良くさっぱりとした乳液タイプなので、紫外線などによる皮膚炎にもおすすめです。

両製品は共通してノンステロイドなので、皮膚の弱いお子様、敏感肌の方におすすめです。

効能・効果は『トレンタムGクリーム』と同じ皮膚炎、かぶれ、湿疹、かゆみ、おむつかぶれ、ただれ、あせも等で、1日数回適量を患部に塗布します。税別価格は15g1900円です。

トレンタムクリームとの違い

トレンタムクリーム

新発売された『トレンタムGクリーム』と従来品の「トレンタムクリーム」の違いは、配合している有効成分が異なります。

トレンタムGクリーム』は、かゆみを原因から抑える抗炎症成分「グリチルリチン酸二カリウム」を新たに配合しています。

2種類の抗炎症成分「グリチルリチン酸二カリウム」と、「ウフェナマート」が患部の炎症や痛みをより強力に抑えます。

そして、かゆみを素速く抑える「クロルフェニラミンマレイン酸塩」+「リドカイン」、さらに皮膚の血行を促す「トコフェロール酢酸エステル」も配合し、5つの有効成分がかゆみや湿疹などの改善に優れた効き目を発揮します。

トレンタムGクリームはニキビに効く?

ニキビへの使用についてですが、『トレンタムGクリーム』は、抗炎症成分を2種類配合しているので、赤み(炎症)を抑える効果が期待できます。

さらに、かゆみ止め成分も2種類配合しているため、ニキビによるつらいかゆみを鎮める効果もあります。

したがって、「白ニキビ」や「赤ニキビ」など、ニキビの軽い症状であれば、ある程度の効果は発揮してくれます。

しかし、『トレンタムGクリーム』は、ニキビ専用の治療薬ではないので、ニキビの根本的な改善をするのは難しいと考えられます。

アクネ菌などの細菌によって、ニキビは引き起こされてしまいますが、残念ながら『トレンタムGクリーム』は殺菌成分を配合していません。

したがって、ニキビの赤み(炎症)やかゆみ、腫れを鎮める効果は期待できると考えられますが、ニキビを適切に治療するわけではないので、根本からしっかりと治すのであれば、ニキビ専用の治療薬を使いましょう。

ニキビの気になる赤みを目立たなくするために、一時的に『トレンタムGクリーム』を使用するのであれば、使用するのは問題ないと思います。

ただし、ニキビ(症状)が元々ひどかったり、悪化してしまった場合は、すぐに皮膚科などの専門医を受診して、適切な処置を受けることが重要です。

ニキビの治療は早い段階で対処する

ニキビや吹き出物などは、症状が軽いときは治すのも容易で、そんなに時間をかけなくても治療することができます。

軽度のニキビを治療するのであれば、正しい市販薬(ニキビ治療薬)を使用することで、ニキビを治すことが可能です。

しかし、症状が悪化してしまうと、治すことが困難になってしまい、治療にかかる時間が長引くことがあります。

最悪の場合、色素沈着やクレーターなどのニキビ跡が残ってしまうこともあり、これらを治すことは非常に困難です。

特にクレーターが残ってしまうと、病院で治す以外の治療方法がないので、ニキビ跡を消すために多額の費用も必要になります。

「ちゃんとケアすれば良かった・・・」と、ニキビがひどくなってから後悔しないように、早い段階で(悪化する前に)しっかりと治療しましょう。

トレンタムGクリームはアトピーに効く?

トレンタムGクリーム』は、ステロイドを配合していないので、乳幼児のおむつかぶれやあせも、また敏感肌や顔、首など皮膚の薄い患部への塗布もできる鎮痒消炎薬です。

安全性が高く、非常に使い勝手のいい『トレンタムGクリーム』ですが、アトピー(アトピー性皮膚炎)への効果は、症状の程度によって大きく異なります。

アトピーに悩んでいる方は、なるべくステロイドを使用せず、ノンステロイド(非ステロイド)の医薬品を選ぶことが多いと思います。

しかし、アトピーの炎症がひどいときは、強力なステロイドを使用して一気に炎症(症状)を鎮める必要があります。

火事が起こっているときにバケツの水を何回かけても意味がないのと同じで、アトピーの炎症がひどいときに弱い薬を使っても、ほとんど効果が期待できません。

強力なステロイドを使用することで、皮膚の炎症を一気に鎮めていき、良くなってきたら弱いステロイドに変えて、最後にステロイドをやめるのが基本的なアトピー治療の流れになります。

したがって、アトピーの症状が軽いときは、『トレンタムGクリーム』の効果が期待できるかもしれません。

アトピーの炎症がひどいのであれば、市販薬に頼らずに、皮膚科などの専門医を受診して、適切な処置をすることが重要です。

使用上の注意

相談すること

1.次の人は使用前に医師、薬剤師又は登録販売者にご相談ください

  • 医師の治療を受けている人。
  • 薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人。
  • 湿潤やただれのひどい人。

2.使用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので、直ちに使用を中止し、製品の添付文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者にご相談ください

関係部位 症状
皮膚 発疹・発赤、かゆみ、はれ、刺激感(ヒリヒリ感)、熱感、乾燥感

3.5~6日間使用しても症状がよくならない場合、また症状の悪化がみられた場合は使用を中止し、製品の添付文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者にご相談ください

トレンタムGクリームについてのまとめ

『トレンタムGクリーム』は、抗炎症成分ウフェナマート、グリチルリチン酸二カリウムに、かゆみを抑えるリドカイン、クロルフェニラミンマレイン酸塩、皮膚の血行を促すトコフェロール酢酸エステルを配合した鎮痒消炎薬で、かゆみ、皮膚炎、湿疹などにすぐれた効果を発揮します。

新たに配合された「グリチルリチン酸ニカリウム」と「ウフェナマート」のほか、かゆみを抑える表面麻酔作用の強い局所麻酔剤「リドカイン」と抗ヒスタミン剤「クロルフェニラミンマレイン酸塩」を加えてさらに強化しています。

また、ステロイドを配合していないので、乳幼児のおむつかぶれやあせも、また敏感肌や顔、首など皮膚の薄い患部への塗布もできます。

デリケートな顔のかぶれやかゆみ、湿疹などの肌トラブルに使える市販薬は、「キュアレア」や「カユピット」などが各メーカーから販売されています。

他の肌トラブル治療薬と『トレンタムGクリーム』を比較すると、配合されている有効成分が大きく異なります。

現在、市販で販売されている肌トラブル治療薬の中でも、『トレンタムGクリーム』に配合されている有効成分は5種類と最も多く、様々な症状に効果を発揮します。

特に市販薬の中で、抗炎症成分とかゆみ止め成分を2種類ずつ配合しているのは『トレンタムGクリーム』のみなので、つらい皮膚炎やかゆみによく効きます。

小林製薬が販売している「キュアレア」は3種類の有効成分を配合していますが、『トレンタムGクリーム』はそれらの成分を全て含有しています。

どちらの製品も炎症を鎮める効果(強さ)は、ほとんど違いがありませんが、かゆみ止め成分を「キュアレア」よりも多く含んでいることから、『トレンタムGクリーム』の方がかゆみを抑える効果は優れていると考えられます。

したがって、肌のかゆみがひどく、皮膚炎やかぶれも起こっているときは『トレンタムGクリーム』を使用するのがおすすめです。

また、ロート製薬から販売されている「カユピット」と『トレンタムGクリーム』を比べた場合は、肌の症状によって使い分けられます。

「カユピット」は、赤み・炎症を抑え、皮膚の修復を促進するアラントインを配合しており、アラントインには新しい表皮細胞の増殖を促し、角質などの古い細胞がはがれ落ちるのを助ける働きがあるので、肌荒れや傷などに効果的とされています。

それに対して、『トレンタムGクリーム』には皮膚の血行を改善するトコフェロール酢酸エステルを配合していますが、アラントインよりも効果が劣ってしまうと考えられます。

しかし、『トレンタムGクリーム』は2種類の抗炎症成分を配合しているため、患部の炎症や痛みを抑える効果が「カユピット」よりも優れています。

したがって、皮膚の炎症や痛みをより抑えたいときは『トレンタムGクリーム』が適しており、肌のバリア機能を正常化(組織を修復)するのであれば、「カユピット」の方が適していると考えられます。

これらのことから、『トレンタムGクリーム』はかゆみ・皮膚炎・湿疹などの様々な皮膚トラブルによく効く塗り薬なので、個人的にも気に入っている製品です。

ステロイドを配合していないので安全性が高く、子供(赤ちゃん)から大人まで誰でも使えるため、市販の皮膚用薬の中でも非常に使いやすいと思います。

軽度の皮膚炎に使うのであれば、2~3日で湿疹やかぶれなどが良くなっていき、1週間ほどでつらい症状が改善できることが多いように感じました。(効き目には個人差があります。)

ただし、『トレンタムGクリーム』を使用しても症状が良くならない(悪化した)ときは、なるべく早めに専門医を受診して、適切な処置を受けるようにしましょう。

この解説記事は登録販売者の監修の下、制作しています。
(監修:ひかり薬局編集長、登録販売者)
関連記事