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花粉症

【パブロン鼻炎アタック】を徹底解説!

パブロン鼻炎アタック

大正製薬のつらい季節性アレルギー性鼻炎によく効く「パブロン鼻炎アタック」が2015年11月2日(月)から全国の薬局・薬店・ドラッグストアなどで販売されています。

実際に使用した感想(効果)や配合されている成分など、「パブロン鼻炎アタック」について解説していきます。

パブロン鼻炎アタック<季節性アレルギー専用>

パブロン鼻炎アタック」は、国内の一般用医薬品としては初めて、炎症を鎮めるステロイド(ベクロメタゾンプロピオン酸エステル)を医療用と同濃度配合した点鼻薬です。

ベクロメタゾンプロピオン酸エステル」には優れた抗炎症作用と抗アレルギー作用があり、つらいアレルギー症状を元から改善します。

また、炎症部位ではよく効き、体内に吸収されても速やかに分解されるアンテドラッグ型ステロイドを配合しており、全身性作用が少ない医薬品です。

使用している容器には、大正製薬独自の特殊容器を採用しており、鼻腔内に広く薬液が届く設計となっています。

効能・効果

花粉など季節性アレルギーによる次のような症状の緩和

鼻づまり、鼻みず(鼻汁過多)、くしゃみ

用法・用量

通常、次の量を左右の鼻腔内に噴霧してください。

年令 1回当たり 使用回数
成人(18才以上) 左右の鼻腔内にそれぞれ1回1度ずつ噴霧 1日2回(朝・夕)
18才未満 ×使用しないこと

1日最大使用回数

1日最大 4回(8噴霧)まで使用できます。

症状が改善すれば使用回数を減らしてください。

症状が再び悪化した場合は、使用回数を増やしてもかまいません。

使用間隔

3時間以上おいてください。

使用期間

1年間に1か月間を超えて使用しないでください。

用法・用量に関する注意事項

本剤はステロイド(ベクロメタゾンプロピオン酸エステル)を配合していますので、過量に使用したり、間違った使用法で使用すると、副作用が起こりやすくなる場合がありますので、定められた用法・用量を厳守してください。

また、点鼻用にのみ使用してください。

成分・分量(100g中)・働き

ベクロメタゾンプロピオン酸エステル:0.1g

アレルギーや炎症をおさえる強い作用があり、不快な鼻炎症状を改善する。

添加物

ベンザルコニウム塩化物、ポリソルベート80、セルロース、カルメロースNa、グリセリン、プロピレングリコール、クエン酸Na、クエン酸

包装単位・メーカー希望小売価格

8.5g(約120回噴霧)/1,380円(税抜)

製造販売元

大正製薬株式会社

リスク区分

指定第2類医薬品

パブロン鼻炎アタックの特長

医療用と同濃度配合

季節性アレルギー性鼻炎に、炎症を鎮めるステロイド(ベクロメタゾンプロピオン酸エステル)を医療用と同濃度配合した点鼻薬です。

(OTCに初登場)

つらい症状を元から改善

ステロイドの優れた抗炎症作用と抗アレルギー作用により、つらい季節性のアレルギーによく効きます。

  • 抗炎症作用:悪化の原因となる炎症を鎮めます。
  • 抗アレルギー作用:アレルギー症状を元から抑えます。

患部でよく効く

患部では作用が強く、体内では分解されて作用が弱くなるアンテドラッグ型ステロイド配合。

全身性作用が少なく、大正製薬独自の特殊容器を使用し、ミクロな粒子で炎症患部に広く直接届く点鼻薬です。

ベクロメタゾンプロピオン酸エステルの特長

ベクロメタゾンプロピオン酸エステルは、ステロイド(副腎皮質ホルモン)の一種です。

標準的な吸入ステロイド薬で、アレルギー性鼻炎や血管運動性鼻炎(鼻の炎症)に用いられており、古くから病院でも処方されています。

作用・働き

ステロイドにはアレルギーや炎症を抑える強い作用があり、不快な鼻炎症状を改善します。

一般的な抗アレルギー薬が効きにくい“鼻づまり”にも効果が高く、比較的速効性なので、1~3日ほどでよい効果があらわれてきます。

症状が“やや重い”ときに処方されることが多く、特に鼻づまりのひどい鼻閉型に好んで用いられます。

また、鼻粘膜に直接作用するので、全身性の副作用はほとんどありません。

製品例

ベクロメタゾンプロピオン酸エステルが配合されている(含有している)製品について、処方薬と市販薬のそれぞれの表を作成してみました。

分類 製品名
処方箋医薬品 リノコートカプセル鼻用
リノコートパウダースプレー鼻用
サルコートカプセル外用
ナイスピー点鼻液
タウナスアクアスプレー点鼻
アルロイヤー点鼻液
ナナドラAQネーザル
キュバールエアゾール
マイリー点鼻液
ベクロメタゾンプロピオン酸エステル点鼻液
ベクロメタゾン点鼻液
ベクロメタゾン鼻用パウダー
ベクラシン軟膏
ベクラシンクリーム
一般用医薬品 パブロン鼻炎アタック
コンタック鼻炎スプレー
ナザールαAR
エージーアレルカットEX

区分

耳鼻科用剤/鼻過敏症治療剤/副腎皮質ホルモン

パブロン鼻炎アタックの使い方

初めてご使用の際は、容器の構造上薬液が霧状になりにくいので、ノズル(容器の先端部分)を上に向け、薬液が霧状になるまで数回空押しを行ってください(予備噴霧)。

薬液が霧状にでれば投与準備完了です(この予備噴霧は初回のみ行ってください)。

パブロン鼻炎アタックの使用手順

  1. 鼻腔の通りを良くするため、静かに鼻をかみます。
  2. 容器を軽く振ってからキャップをはずし、まっすぐ上向きに容器を持ってください。
  3. ノズルが鼻中隔※ 1 に向かないようまっすぐ上向きに持って、軽く鼻腔内に入れてください。
  4. 息を軽くすいながら鼻腔内にまっすぐ入れた状態※ 2 で、両側の鼻孔に1回ずつしっかり噴霧してください。
    この時、反対側の鼻孔は指でおさえてふさいでください。
    (弱くゆっくり押すと、薬液が霧状にならず、液だれの原因になります)
  5. 噴霧後は薬剤を鼻の奥まで広く行きわたらせるために、頭を後ろに傾けた状態で、数秒間、鼻で静かに呼吸して下さい。
  6. 使用後は、ノズル付近を清潔なティッシュペーパー等でふき、キャップをしてください。

※ 1:鼻の穴の中にある鼻腔を左右に仕切る隔壁

※ 2:特に右利きの人では右の鼻中隔に、左利きの人は左の鼻中隔に向きやすいので注意してください。

ノズルの先端を針等で突くのは、折れたとき大変危険ですのでおやめください。

アレルギー性鼻炎とは?

アレルギー性鼻炎とは、透明のさらっとした鼻水、鼻づまり、発作的で連発するくしゃみの3つの症状を主とするアレルギー疾患です。

主な原因として、空気中に浮遊する花粉やハウスダストなどの原因物質「アレルゲン」を吸い込み、鼻の粘膜から体内に入ることによって起こるアレルギー反応です。

アレルギー性鼻炎には、一定の季節に限って症状が現れる「季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)」と、症状が1年中出る「通年性アレルギー性鼻炎」の2つがあります。

季節性アレルギー性鼻炎とは?

季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)は、スギ花粉やヒノキ花粉などが原因となり、毎年同じ季節に起こるアレルギー性鼻炎です。

季節性アレルギー性鼻炎を引き起こす花粉は一年中飛んでいます。

春先のスギやヒノキだけでなく、夏のシラカンバ、秋のブタクサやカナムグラなど、地域や季節によって異なります。

季節性アレルギー性鼻炎の対策

毎年同じ季節に起こる鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみなど、季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)は、生活習慣やふだんの食事、グッズなどで症状の悪化を防ぎましょう。

通年性アレルギー性鼻炎とは?

通年性アレルギー性鼻炎は、季節と関係なく年中続くアレルギー性鼻炎です。

アレルギーを引き起こす原因物質(アレルゲン)は、人によって、様々ですが、主にハウスダスト(室内塵)※が原因とされており、近年では冷暖房の普及や住宅の密閉化により増加していると言われています。

※ハウスダストは、室内塵のことで、アレルギーを引き起こす原因物質(アレルゲン)となるヒトやペット等の動物の皮屑(フケ)、カビ、ダニ、細菌などがいくつか混合したものです。

パブロン鼻炎アタックの強さ(ランク)

ステロイド(副腎皮質ホルモン)外用薬は、薬ごとにそれぞれ強さでランク付けされています。

強さのランクは、5段階(I群~V群)に分類されます。

分類 強さ(ランク)
I群 strongest 最強
II群 very strong 非常に強力
III群 strong 強力
IV群 medium 中程度
V群 weak 弱い

パブロン鼻炎アタック」に配合されているベクロメタゾンプロピオン酸エステルは、III群に入るため、市販薬の中では最も強いステロイド外用薬(点鼻薬)です。

使用上の注意

してはいけないこと

守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故が起こりやすくなります

1.次の人は使用しないでください

  • 次の診断(全身の真菌症、結核性疾患、高血圧、糖尿病、反復性鼻出血、ぜんそく、緑内障、感染症)を受けた人。
  • 鼻孔が化膿(毛根の感染によって、痛みやはれを伴う)している人。
  • 本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
  • 18才未満の人。
  • 妊婦又は妊娠していると思われる人。
  • ステロイド点鼻薬を過去1年のうち1ヵ月以上使用した人。

2.本剤は、他のステロイド点鼻薬の使用期間も合わせて、1年間に1ヵ月以上使用しないでください

3.本剤の使用後は、ステロイド点鼻薬を使用しないでください。ただし、医師から処方された場合はその指示に従ってください

相談すること

1.次の人は使用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください

  • 医師の治療を受けている人。
  • 減感作療法等、アレルギーの治療を受けている人。
  • 頭、額や頬などに痛みがあり、黄色や緑色などの鼻汁のある人(感染性副鼻腔炎)。
  • 授乳中の人。
  • 薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人。
  • 季節性アレルギーによる症状か他の原因による症状かはっきりしない人。
  • 高齢者。
  • 長期又は大量の全身性ステロイド療法を受けている人。
  • 肥厚性鼻炎※ 1 や鼻たけ(鼻ポリープ)※ 2 の人。

※ 1:鼻のまわりが重苦しく、少量の粘液性又は黄色や緑色の鼻汁がでる。

※ 2:鼻づまり、鼻声、鼻の奥の異物感などがある。

2.使用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに使用を中止し、製品の添付文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください

関係部位 症状
鼻出血、鼻の中のかさぶた、刺激感、かゆみ、乾燥感、不快感、くしゃみの発作、嗅覚異常、化膿症状(毛根の感染によって、膿(うみ)がたまり、痛みやはれを伴う)
のど 刺激感、異物感、化膿症状(感染によって、のどの奥に白っぽい膿(うみ)がたまり、痛みやはれを伴う)
皮膚 発疹・発赤、かゆみ、はれ
精神神経系 頭痛、めまい
消化器 吐き気・嘔吐、下痢、食欲不振
循環器 動悸
その他 ぜんそくの発現、目の痛み、目のかすみ、血圧上昇

まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。

症状の名称 症状
ショック(アナフィラキシー) 使用後すぐに、皮膚のかゆみ、じんましん、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、息苦しさ、動悸、意識の混濁等があらわれる

3.頭、額や頬などに痛みがでたり、鼻汁が黄色や緑色などを呈し、通常と異なる症状があらわれた場合は使用を中止し、製品の添付文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください(他の疾患が併発していることがある。)

4.1 週間位( 1 日最大4 回( 8 噴霧まで))使用しても症状の改善がみられない場合は使用を中止し、製品の添付文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください

パブロン鼻炎アタックについてのまとめ

「パブロン鼻炎アタック」は、季節性アレルギー性鼻炎に、炎症を鎮めるステロイド(ベクロメタゾンプロピオン酸エステル)を医療用と同濃度配合した点鼻薬です。

ステロイドには、一般的な抗アレルギー薬が効きにくい“鼻づまり”に対しても効果が高く、アレルギーや炎症を抑える強い作用があります。

「ベクロメタゾンプロピオン酸エステル」は、患部では作用が強く、体内では分解されて作用が弱くなるアンテドラッグ型ステロイドです。

したがって、全身性作用が少なく、比較的速効性で、“1~3日”ほどで効果(効き目)があらわれます。

私は、季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)が悪化しやすいので、鼻水、くしゃみ、鼻づまりに毎年苦しんでいます。

昨年も症状が悪化してしまい、「アレグラ」や「アレジオン」などの“鼻炎用内服薬”では症状を抑えることが難しくなったので、「パブロン鼻炎アタック」を使用してみました。

鼻水やくしゃみは、鼻炎薬(アレルギー専用鼻炎薬も含む)を服用することで症状を抑えられますが、鼻づまり※は楽になることが少なく、呼吸をするのもつらいときがあります。

※鼻づまりは鼻粘膜が炎症を起こし、鼻の通りが悪くなることが原因で起こります。

鼻づまりが起こっているときは、鼻粘膜の血管は拡張し、鼻粘膜はうっ血して腫れている状態です。

鼻づまりがひどくなると、呼吸がしにくくなり、非常にストレスが溜まります。

口呼吸をすることによって、空気と一緒に菌やウイルスを取り込んでしまうため、風邪をひきやすくなります。

しかも、口の中が乾いてしまうので、口臭が出やすくなったりと、鼻呼吸ができなくなるとリスクやデメリットが増えてしまいます。

「パブロン鼻炎アタック」は、鼻水やくしゃみを鎮めるのはもちろん、鼻づまりにもよく効いてくれるので、鼻呼吸ができなくて苦しんでいる方にもおすすめの点鼻薬です。

さらに、他の一般的な点鼻薬とは異なり、抗ヒスタミン成分や抗コリン成など、“眠気”の副作用が起こりやすい成分が配合されていないので、眠くなる心配もありません。

1週間ほど「パブロン鼻炎アタック」を使用しましたが、使用後に眠くなることも一切なく、仕事への支障もありませんでした。

鼻炎用内服薬(市販薬)の多くは、鼻水やくしゃみを鎮める抗ヒスタミン成分や抗コリン成分などで構成されており、「パブロン鼻炎アタック」のようにステロイドが配合されているものはありません。

ステロイドの代わりとして、血管や血流に作用する交感神経を刺激し、鼻粘膜の血管を局所的に収縮させる働きがある「塩酸プソイドエフェドリン(血管収縮成分)」が配合されています。

この「塩酸プソイドエフェドリン」が充血や腫れを抑え、鼻づまりに効果をあらわします。

しかし、鼻炎用内服薬は点鼻薬とは異なり、患部(局所)だけに効果を発揮することが難しく、全身作用になってしまうため、どうしても効き目が弱くなります。

そのため、「パブロン鼻炎アタック」と比較すると、炎症を抑える作用が弱いので、鼻づまりを治すことが困難になってしまいます。

それに対して「パブロン鼻炎アタック」は、有効成分「ベクロメタゾンプロピオン酸エステル」が患部(局所)に素早く効果を発揮し、アレルギーや炎症をすぐに抑えてくれます。

また、「パブロン鼻炎アタック」を使用するときは、下記のようなことに注意が必要です。

  • 1日の最大使用回数が4回(8噴霧)まで。
  • 使用間隔は3時間以上おく。
  • 他のステロイド点鼻薬の使用期間も合わせて、1年間に1ヵ月以上使用しない。
  • 18才未満は使用できない。

使用上の注意を守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなるので、用法・用量を守って正しく使いましょう。

この解説記事は登録販売者の監修の下、制作しています。
(監修:ひかり薬局編集長、登録販売者)
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