【ヘモリンド舌下錠】を徹底解説!

しつこく繰り返すいぼ痔を根元から小さくして改善する内服痔疾用薬「ヘモリンド舌下錠」

小林製薬は、しつこく繰り返すいぼ痔を根元から小さくして改善する内服痔疾用薬「ヘモリンド舌下錠」を、2017年10月4日(水)から全国の薬局・薬店・ドラッグストアなどで販売しています。

いぼ内部のうっ血を内側から改善する「ヘモリンド舌下錠」の効果や副作用、特長などについて紹介したいと思います。

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【しつこく繰り返すいぼ痔に!】ヘモリンド舌下錠

ヘモリンド舌下錠

いぼ痔を根元から小さくしていく

ヘモリンド舌下錠」は、有効成分「静脈血管叢(じょうみゃくけっかんそう)エキス」により、いぼ痔を根元から小さくして改善する舌下錠タイプのいぼ痔専用薬です。

「静脈血管叢エキス」は、主にペプチドを含み、いぼ痔の原因であるうっ血を改善する「血液循環機能調節」作用、いぼ痔をやわらかくする「線維素溶解」作用の2つの働きが特徴で、しつこく繰り返すいぼ痔の根元に効いていきます。

水なしで服用でき、服用シーンや場所を選ばない舌下錠タイプ(※舌の下で溶かして服用)の医薬品です。

味は無味で、舌の下に置いてから、5~10分程度で溶けます。

有効成分が舌の裏の粘膜から吸収され血流に乗って、直接いぼ痔の内側に届いて効いていきます。

開発の背景

実は多い!若い女性のいぼ痔。

対処法について約6割が「治っても再発する」と不満

小林製薬が実施した調査によると、1年以内いぼ痔羅患者(他の痔との併発を含む)は約443万人になることがわかりました。

いぼ痔は中高年の男性に多い病気と思われがちですが、実はいぼ痔の原因である便秘や出産を経験する割合が高い20~30代の女性にも多いことがわかりました。

いぼ痔の対処法として市販薬を買い求める人が多い中、市販薬を使う人の多くの方が「治ってもまた再発する」という不満点を持っていることがわかりました。

それに加え、「薬を塗るのが面倒」「手・下着が汚れる」等といった回答も多く、いぼ痔を根元から改善し、また手軽に使うことができる剤形が求められていることがわかりました。

そんないぼ痔に悩む生活者に向けて、「ヘモリンド舌下錠」が発売されました。

商品名

ヘモリンド舌下錠

効能・効果

内痔核、外痔核の症状の緩解

用法・用量

次の量を空腹時に舌下間で服用してください

症状の名称 1回量 服用回数
急性症 2錠 1日4回
一般症状 1錠 1日3回
慢性症 第1日 2錠 1日4回
第2日 2錠 1日3回
第3日以降 1~2錠 1日3回

※慢性症の方は第3日以降、状態をみながら1回1錠に減量してください

●15歳未満は服用しないこと

症状の名称 症状
急性症 激しい痛みと、出血、腫れ、かゆみ、違和感等を伴う症状
一般症状 急性症の激しい痛みが緩和した後の排便時の痛み、出血、腫れ、かゆみ、違和感等を伴う症状
慢性症 長期にわたり、排便時の痛み、出血、腫れ、かゆみ、違和感等を伴う症状

<用法・用量に関連する注意>

  • 定められた用法・用量を厳守すること
  • かみ砕いたり、のみ込んだりしないでください(効果が低減します)
  • 舌の下で自然に溶かして口腔の粘膜から吸収させてください

成分・分量

成分(1錠中) 分量
静脈血管叢エキス 0.18mg
添加物
D-マンニトール、セルロース、白糖、カゼイン製ペプトン、カルメロース、マクロゴール、タルク、ステアリン酸Mg、乳糖

有効成分「静脈血管叢エキス」の働き

静脈血管叢エキスは雑食動物の静脈叢を加水分解して得た乾燥エキスです。

5つの薬理作用がいぼ痔を小さくしながら症状を和らげていきます。

POINT1

血管循環機能調節

拡張した血管の弾力を高め、原因であるうっ血を改善。

POINT2

抗浮腫

いぼ痔の腫れを改善。

POINT3

線維素溶解

うっ血を起こした箇所で固まった血を溶かし、(大きくなってしまった)いぼを柔らかくする。

POINT4

組織修復

組織を修復し、出血を抑える。

POINT5

抗炎症

炎症を抑え、かゆみ・痛みなどの症状を改善。

発売元

小林製薬株式会社

製造販売元

東菱薬品工業株式会社

提携

扶桑薬品工業株式会社

リスク区分

第2類医薬品

剤型・形状

舌下錠

舌下錠とは?

ヘモリンドは舌下錠。

だから、いぼ痔の根元に直接届きます。

舌下錠は、その成分が舌の裏の粘膜から血管に吸収される薬です。

いぼ痔の患部である肛門付近の静脈叢へ直接運ばれて血流を良くし、患部の炎症等を和らげます。

舌下錠の特長

POINT1

舌の裏の粘膜から吸収する。

舌下錠は、その成分が舌の裏の粘膜を通って血管に吸収されます。

このため、体内への吸収が早いのが特長です。

POINT2

直接血中に入り患部に届く。

舌下錠の成分は、血流に乗っていぼ痔のある肛門付近へ運ばれ、体の内側からダイレクトに患部に作用します。

舌下錠の仕組み

ヘモリンド舌下錠」を舌の下で溶かすと、有効成分が舌の裏の粘膜から吸収されます。

腸で吸収されるわけではないため、有効成分は肝臓で代謝されることなく、舌の裏の粘膜から血流に乗って、直接いぼ痔の内側に届きます。

いぼ内部のうっ血を改善することで、いぼ痔を根元から小さくしていくのです。

包装単位・メーカー希望小売価格

単品容量 希望小売価格(税抜) JANコード
20錠 1,400円 4987072048054

いぼ痔とは?

いぼ痔は「痔核(じかく)」とも呼ばれ、肛門部にいぼ状の腫れができた状態です。

痔の中で最も多いと言われています。

いぼ痔ができる原因

肛門には腸の粘膜部分とおしりの皮膚との境となる「歯状線(しじょうせん)」があり、その周辺には毛細血管が集まった「静脈叢(じょうみゃくそう)」があります。

主に排便時にいきんだり、長時間座りっぱなし、便秘等によって、肛門部に負荷がかかることで直腸肛門部の血液循環が悪くなります。

そうすると静脈叢がうっ血して腫れ上がり、いぼ痔ができてしまいます。

いぼ痔はできる場所により2種類

歯状線をはさんで肛門の内側にできるものを内痔核(ないじかく)、外側にできるものを外痔核(がいじかく)と呼びます。

同じいぼ痔(痔核)ですが、「内痔核」は腸の粘膜部分、「外痔核」はおしりの皮膚と、できる場所に違いがあるため、その症状は異なります。

いぼ痔(内痔核)

いぼ痔(内痔核)」は、排便時の負荷等により、歯状線より上の粘膜下の静脈叢がうっ血してできた、いぼ状の腫れを指します。

このあたりの組織には知覚神経(痛みを感じる神経)が通っていないことから、痛みを感じることは少なく、出血によって初めて痔に気づく場合も多いようです。

排便時に便器が真っ赤になるほど大量の血が出ることもあります。

症状が進行すると、排便時にいぼが肛門の外に出てきたり、炎症等による痛みを感じたりすることがあります。

いぼ痔(内痔核)の主な症状
痛みはない(少ない)
排便時に出血する(鮮血がポタポタ、またはシューッとほとばしる)
肛門からいぼが出てくる

いぼ痔(外痔核)

いぼ痔(外痔核)」は、排便時の負荷等によって、歯状線より下の皮膚部分の静脈叢がうっ血してできた、いぼ状の腫れを指します。

肛門付近に違和感があって気づいたり、手で触って確認したりすることができます。

肛門外側の皮膚には、知覚神経(痛みを感じる神経)が通っているため、いぼ痔(外痔核)ではほとんどの場合、痛みを感じます。

また急性の炎症をおこし、血栓(血のかたまり)ができて大きく腫れ、激しく痛みます。

いぼ痔(外痔核)の主な症状
痛みがある
大きくはれると激しく痛む

いぼ痔ってなんで繰り返すの?

治ったと思ったのに、またおしりに違和感…。

いぼ痔が繰り返すのは根元が残っているから。

「治ったと思っていたのに、またいぼ痔?」そんないぼ痔の再発に悩む人も多いもの。

どうしていぼ痔は繰り返すのでしょうか?

いぼ痔には根元がある

治ったようにみえても、いぼ痔を繰り返してしまうのは、「根元」が患部に残っているからなのです。

いぼ痔にはうっ血=「根元」があり、これがいぼ痔の原因の一種と考えられます。

治ったと思っても、実は一時的に腫れが治まっただけで、根元が残っている場合があります。

また肛門に負担がかかると、元々あった根元が再び大きくなり、再発すると考えられます。

いぼ痔を繰り返さないようにするには?

いぼ痔の発症には、便秘や下痢、食事等、普段の生活習慣が大きく関わっています。

いぼ痔を治すために、薬を使うことも大切ですが、何より「生活習慣」を改善することが基本となります。

体の中から働きかけて、うっ血を改善していきましょう。

ヘモリンド舌下錠の特長

舌下錠を服用することで、繰り返すいぼ痔を根元から改善する「ヘモリンド舌下錠」。

その特長について解説します。

POINT1

舌下錠タイプの内服薬

舌の下で溶かして服用する、舌下錠タイプのいぼ痔専用薬です(飲み込まない)。

POINT2

体の中から直接届く

有効成分「静脈血管叢エキス」が、吸収性の高い舌の裏の粘膜から吸収され、血液に乗って、いぼ痔の内側に直接届きます。

POINT3

いぼ痔の根元を小さくしていく

いぼ痔の原因であるいぼ内部の根(うっ血)を小さくしていきます。

使用上の注意

相談すること

1.次の人は使用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること
● 医師の治療を受けている人
● 妊婦又は妊娠していると思われる人
● 薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人

2.服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、製品の添付文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること

関係部位 症状
皮ふ 発疹・発赤、かゆみ
消化器 食欲不振、吐き気・嘔吐、口内炎様の症状、腹部膨満感

3.服用後、次の症状があらわれることがあるので、このような症状の持続又は増強が見られた場合には、服用を中止し、製品の添付文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること

症状
軟便、下痢

4.1ヶ月位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、製品の添付文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること

ヘモリンド舌下錠のよくある質問(Q&A)

Q
どのような医薬品ですか?
A
いぼ痔を改善する舌下錠タイプの医薬品です。
舌下錠なので、舌の裏で溶かして服用します。
有効成分が舌の裏から吸収され、血流に乗って患部に直接届き、いぼ痔の原因となるうっ血を改善することで、いぼそのものを小さくしていきます。
Q
有効成分の静脈血管叢(じょうみゃくけっかんそう)エキスとは何ですか?
A
静脈血管叢エキスは主に動物の血管のたんぱく質を分解したものです。
なお本剤は、舌の下(口腔粘膜)から吸収されるよう加工した成分です。
Q
有効成分の静脈血管叢(じょうみゃくけっかんそう)エキスはどのような働きをしますか?
A
5つの薬理作用が症状を緩和しながら、いぼ痔を小さくしていきます。
①血液循環機能調節:拡張した血管の弾力を高め、原因であるうっ血を改善
②抗浮腫:いぼ痔の腫れを改善
③線維素溶解:うっ血を起こした箇所で固まった血を溶かし、いぼを柔らかくしていく
④組織修復:組織を修復し、出血を抑える
⑤抗炎症:炎症を抑え、かゆみ・痛みなどの症状を改善
Q
なぜ飲み込まずに、舌の下で溶かすのですか?
A
有効成分は胃酸で分解されてしまうため、噛み砕いたり、飲み込んだりすると、効果が低減してしまいます。
舌の下で溶かすと有効成分が胃酸の影響を受けることなく舌の下(裏)の粘膜から血管へ吸収され、患部に届いて効果を発揮します。
ヘモリンド舌下錠は舌の下で溶かして服用してください。
Q
舌の下に置いてから、どのくらいの時間で溶けますか?
A
全て溶けるまで、5~10分かかります。
(味はありません)
本品は舌下錠なので、舌の下に錠剤を入れて自然に溶かして服用してください。
飲み込んだり噛み砕いたりすると効果が低減します。
Q
どのように効果を発揮しますか?
A
有効成分が舌の下(裏)から吸収され、血流に乗って患部に直接届き、いぼ痔の原因となるうっ血を改善することでいぼそのものを小さくしていきます。
舌の下(裏)の血管から有効成分が吸収されると、胃酸や肝臓による代謝を受けないので、直接患部に有効成分を届けることができます。
Q
どのくらい使用したら効果があらわれますか?
A
症状や体質によって効果があらわれる時期は異なりますが、まずは1週間ほど服用し、効果を確認することをおすすめします。
Q
肛門の内側にあるいぼ痔への効果はどのようなことで分かりますか?
A
肛門の内側にあるいぼ痔の症状の特徴として、排便時の違和感などが挙げられます。
違和感などが緩和したと感じられたらヘモリンド舌下錠の効果があったと考えられます。
Q
飲んでみて効果を感じていますが、まだ治っていないので長期間、続けて飲んでもいいですか?
A
効果を感じる場合には1ヶ月以上続けられますが、1ヶ月程度を目安にいったん服用をやめ、体調をみることをおすすめします。
体調をよく確認し、症状があるときのみ服用するようにしてください。
Q
切れ痔には効果がありますか?
A
ヘモリンド舌下錠はいぼ痔専用の医薬品です。
切れ痔には効果が確認できていません。
Q
オリシアなど市販の痔の外用剤(塗り薬、注入軟膏、座薬)と併用してもいいですか?
A
併用する際は、医師、薬剤師または登録販売者に相談ください。
Q
他の内服の医薬品と併用してもいいですか?
A
他の内服薬を飲んでいる場合は、服用前に医師または薬剤師に相談してください。
Q
妊娠中・授乳中に使用してもいいですか?
A
妊婦または妊娠していると思われる方、授乳中は服用前に医師または薬剤師に相談してください。

ヘモリンド舌下錠が効かないときの対処法

「ヘモリンド舌下錠を飲んでもなかなか治らない…」という方は、「ボラギノールA注入軟膏」を使用(※併用)するのがおすすめです。

※市販の痔の外用剤(塗り薬、注入軟膏、座薬)と併用する際は、医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。

ボラギノールA注入軟膏」は4種の成分が働いて、痔による痛み・出血・はれ・かゆみにすぐれた効果を発揮する注入軟膏です。

症状に合わせて使い分けられる2WAYタイプなので、肛門内側の痔と肛門外側の痔、どちらにも使用することができ、切れ痔(裂肛)を改善する効果もあります。

ノズル部分を肛門に挿入して使用し、1回使い切りタイプなので、患部や薬剤に直接手を触れず衛生的に注入できます。

また、坐剤のように温度管理に気を使う必要がなく、1個ずつ個別包装されているので、持ち運びにも便利です。

ただし注意点として、「ボラギノールA注入軟膏」に配合されているプレドニゾロン酢酸エステル(ステロイド成分)は優れた抗炎症作用を持つ反面、漫然と長期連用すると副作用があらわれるおそれがあります。

使用上の注意をよく読み、用法・用量を守って正しく使いましょう。

ヘモリンド舌下錠についてのまとめ

ヘモリンド舌下錠」は舌の下(裏)で溶かして服用する、舌下錠タイプのいぼ痔専用薬です(飲み込まない)。

舌の下から吸収された有効成分「静脈血管叢エキス」が、血流に乗っていぼ痔の根元に直接届き、いぼ痔の原因であるいぼ内部の根(うっ血)を小さくしていきます。

舌下錠は、有効成分が胃酸の影響を受けることなく、舌の下の粘膜を通って血管に吸収されるため、体内への吸収が早いのが特長です。

飲み込んだり噛み砕いたりすると効果が低減するので、舌の下に錠剤を入れて自然に溶かして服用してください。

舌の下に置いてから、全て溶けるまで5~10分ほどかかりますが、嫌な臭いや味がないので服用しやすくなっています。

ヘモリンド舌下錠」は痔核(いぼ痔)専用の医薬品なので、裂肛(切れ痔)や痔瘻(じろう:あな痔)に対しては効果がありません。

また、進行レベルが軽度~中程度のいぼ痔には効果的ですが、重度の症状の場合は効果が期待できないので注意してください。

1ヶ月位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、製品の添付文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。

いぼ痔でない方も、いぼ痔が治った方も、発症や再発を予防するために、おしりにやさしい生活習慣を身につけましょう。

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