【クラリチン錠10mg】を徹底解説!

クラリチン錠10mg

アレルギーの発症には、ヒスタミンという体内物質が関与しています。

クラリチン錠10mg」は、ヒスタミンの受容体をブロックし、その働きをおさえることで アレルギー症状を緩和します。

花粉症などの季節性アレルギー性鼻炎、ダニやハウスダストで起こる通年性アレルギー性鼻炎、じんま疹、湿疹のかゆみなどに有効です。

ただし、対症療法薬ですので、アレルギーの原因そのものは治せません。

【持続性選択ヒスタミンH1受容体拮抗薬】クラリチン錠10mg

抗原の刺激でアレルギー反応がはじまると、免疫系の細胞(肥満細胞)からヒスタミンをはじめとする化学伝達物質が放出されます。

そして、ヒスタミンはある種の神経受容体(H1受容体)と結合し、その刺激によりさまざまなアレルギー症状が誘発されるのです。

クラリチン錠10mg」の主作用は、ヒスタミンの受容体を遮断することです。

さらに+αの作用として、ロイコトリエンなどアレルギーに関係する化学伝達物質の遊離を抑制する作用もあわせもちます。

クラリチン錠10mgの基本情報

商品名 クラリチン錠10mg
製薬会社 バイエル薬品株式会社
主成分 ロラタジン
添加物 乳糖水和物
トウモロコシデンプン
ステアリン酸マグネシウム
薬効分類 組織細胞機能用医薬品 > アレルギー用薬
薬価 1錠あたり86.7円
剤形 白色の錠剤(直径6.5mm、厚さ2.6mm)
シート記載 (表)クラリチン 10mg 233
(裏)クラリチン 10mg 233

クラリチン錠10mgの作用と効果

肥満細胞に作用してヒスタミンやロイコトリエンC4などのケミカルメディエーターの遊離を抑制する作用と、ヒスタミンH1受容体に対する拮抗作用を示すことにより、アレルギー症状を抑えます。

通常、アレルギー性鼻炎、じんましん、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)にともなうかゆみの治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(クラリチン錠10mgの使い方)

いずれも、必ず指示された服用方法に従ってください。

年齢 服用方法
成人 通常、1回1錠(主成分として10mg)を1日1回食後に服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。
7歳以上の小児 通常、1回1錠(主成分として10mg)を1日1回食後に服用します。

用法・用量に関連する使用上の注意

  • 飲み忘れた場合は、気がついたときにすぐに飲んでください。
  • ただし、次に飲む時間が近いときは、1回とばしてください。
  • 2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

保管方法・その他

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

生活上の注意

授乳中の方は、「クラリチン錠10mg」を飲んでいる間は授乳を避けてください。

クラリチン錠10mgの特徴

余計な作用が減弱されている

広く抗アレルギー薬に分類される第2世代の抗ヒスタミン薬(ヒスタミンH1受容体拮抗薬)です。

第2世代の特徴は、ヒスタミン受容体に対する選択性が高く、抗コリン作用など余計な作用が減弱されている点です。

このため、第1世代に多い口の渇きや排尿障害などの副作用がほとんどみられません。

眠気に関する制限事項がない

非鎮静性なので、脂溶性が低く脳に入りにくく、眠気の副作用もほとんどないとされます。

実際、海外でのプラセボ(にせ薬)を対照とした比較試験で、眠気による機械誤操作の発生率に差がでませんでした。

このため、車の運転を含めて、眠気に関する制限事項がありません。

このような利点から、アレルギー性疾患に幅広く用いられるようになりました。

眠気に関する制限事項がない

比較的速効性で、服用後30分から1時間で効果が出てきます。

持続時間も長いほうで、1日1回の服用で済みます。

特に、鼻水やくしゃみに効果が高く、鼻づまりや目のかゆみにもそこそこに効きます。

アトピー性皮膚炎に対しては、かゆみの軽減効果を期待して処方されます。

小児への用法・用量も設定されており、これに対応したドライシロップ製剤も発売されています。

クラリチン錠10mgの副作用

主な副作用として、眠気、倦怠感、腹痛、口渇、吐き気、嘔吐、発疹、便秘などが報告されています。

このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、副作用の初期症状である可能性があります。

このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

症状の名称 症状
ショック、アナフィラキシー 皮膚や粘膜(特に唇、手足の爪)が青紫色~暗紫色になる、呼吸をしにくい、立ちくらみ、まぶたや口唇のはれ
てんかん (てんかん発作既往歴のある人)筋肉の突っ張りや震え、意識障害、発作前の記憶がない
痙攣 けいれん(筋肉が発作的に収縮する)
肝機能障害・黄疸 倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。

上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

クラリチン錠10mgについてのまとめ

「クラリチン錠10mg(ロラタジン)」は、第2世代の抗ヒスタミン成分に分類される医療用医薬品です。

毎年、花粉の時期になると「アレグラ錠60mg」を服用していましたが、なんとなく効き目が悪いと感じることもあり、他のアレルギー専用鼻炎薬も飲んでみたいと思い、「クラリチン錠10mg」を処方してもらいました。

「クラリチン錠10mg」は「アレグラ錠60mg」と同程度の効き目(強さ)を持ち、眠気の副作用がほとんど起こらないのが特徴です。

花粉の量が比較的少ない(飛び始める前)3月上旬頃※から「クラリチン錠10mg」の服用を始めて、季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)の症状に対する効果や眠気の副作用が起こるかなどを確かめてみました。

※「クラリチン錠10mg」は、花粉などによる鼻水、くしゃみ、鼻づまりなどの症状がつらくなる前に早めに服用することで、すぐれた抗アレルギー作用を発揮します。

「クラリチン錠10mg」を実際に服用した結果は、鼻水やくしゃみをしっかりと抑えてくれたので、症状が悪化してしまうこともなく、花粉の時期を無事に乗り越えることができました。

「クラリチン錠10mg」と「アレグラ錠60mg」を比較しても、効き目の強さや眠気の副作用など、違い(差)を感じることはありませんでした。

したがって、「クラリチン錠10mg」「アレグラ錠60mg」の違いは、ほとんどないと言える※でしょう。

※薬の効き目(効果)には個人差があり、一人ひとりの作用基準が異なります。

ただし、「クラリチン錠10mg」は鼻のアレルギー症状(鼻水、くしゃみ、鼻づまり)がひどいときは、症状を抑えることが難しくなってしまいます。

そのため、鼻のアレルギー症状がひどい(悪化した)ときは、効き目が強い「アレロック」や「ザイザル」など、他の鼻炎薬を服用するか、点鼻薬を使用する必要があります。

他の鼻炎薬や点鼻薬には、眠気の副作用が起こりやすくなる「抗ヒスタミン成分」や「抗コリン成分」などを含有していることが多いので、服用後の“車の運転”や“機械操作”は避けましょう。

また、「クラリチン錠10mg」の“鼻づまり”を治す効果は弱く感じたので、鼻呼吸ができなかったり、匂いがわからないほど症状が悪化しているときは「抗炎症成分」が配合されている“点鼻薬”がおすすめです。

特に「ステロイド」が配合されている点鼻薬には、すぐれた抗炎症作用があるので、つらい鼻づまりを素早く治す効果が期待できます。

治したい鼻のアレルギー症状によって、服用・使用する医薬品も異なるので、自身の症状をしっかりと把握し、適切なものを選択することが大切です。

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